非公式文書(SS)

この報告書は外部に漏らすことを禁ず
もちろん転写も認めない物とする

このような書き出しで始まる報告書を作成することになるとは思いもしなかった 
あのとき 藩王に呼ばれた時はまさかこのような事態にあるとは思わなかった

ここはサターン藩王の執務室
アズマが藩王の執務室まで来るように呼ばれて
待ちぼうけを食らったような状態である
「しかしなんで呼ばれたんですか?」
乃亜がそう言ったのを皮切りに口々にしゃべりだした
「さあ?俺も何も聞かされてないし」
「くろがねさんもですか?」
守上とくろがねがそれに返答した
それに疑問を抱いたじんべいが聞いた
「も、て言うとアズマさんも知らなかったってことになるが?」
「いや俺は藩王から今朝にこの時間にこのメンバーを集めてくれって頼まれただけだし」
そう言うと紙を差し出して見せて
どれどれ、とその場に居た全員が見た
「ん?あれまだ来てないy」

そのとき扉が開く音がした
「うぃ~す」
「ハァハァ こんばんは」
そこには紙に書かれていた、足りないメンバーである吏族の二人であった
「とりあえず sakakiそこに正座してろ」
「なんで!」
「隣のうさぎは息切れしてるのになんでお前は息が切れてない言ってみろ」
「そりゃ 走るのがいやで歩いて来たからだけど・・・ 何か悪いか?」
「走れよバカ!」
「なんで?どうせ藩王の奴が一番遅いのだからいいだろ!」
「漫才はその辺にしておけ」
守上がくろがねをなだめていた

「それはこっちに置いといて、なんだこの集まりは?」
冗談から真剣な目をして聞くsakakiに
「俺達も知らん張本人に聞いてくれ」
それに返答するくろがね

また扉が開く音がして、見るとそこのは藩王がいた
「集まったか?」
「ああ 全員今集まったよ」
くろがねの返答である
「良しなら奥で話そう」
全員がそれを聞いて首をかしげた
代表でなぜかsakakiが聞くことになった
「奥?そんな物ないだろ?」
「あるんだよ え~とこれだこれだ」
そう言うと本棚の本を一つ手前に引き出した
そるとゴゴゴゴゴと言う音と共に本棚が横にずれたではないか
「おい誰だ 金がないと言っているのにこんな物を作らせたのは!!!」
最近会計の仕事が増えて国の状況を知っている守上が言う
「作ったのではない 最初からあるのだよ」
それに律儀に返答する藩王
「それはいいとしてさっさと行きませんか?」
先に行くように促す
「そうだな まず集まった理由を聞きたいし」
そう言うと皆ぞろぞろと入っていった

サターン藩王の執務室の隠し部屋
そこの合ったのはラウンドテーブル*注1
「適当に座ってくれ」
そういう藩王の言葉に従い、皆適当な位置に座り始めた
「で議題はなんだ?」
進行役を買って出たのは守上で合った
「今回の議題はわんわん側の戦争に俺達で介入するかどうかだ」
その一言でその場にいる人がざわついた
「静粛に!」(なぜかある裁判で使用される木槌を用いている
「今回の議題はわんわんの戦争に我々が介入するです
では議論を始めましょう」
誰もが内心「(おいおいその木槌どっから出したんだ?!)」
と聞きたいが議題が重要なだけに突っ込めない

「まず初めに賛成か反対かを問います 決めかねる時は手を上げないでください」
周りを見ると誰一人として手を上げずに居た
全員まずこの議題に対する提案理由を聞きたいと言う顔をしていた
「まずは理由か~困ってる人が居て、助けるチャンスがあった
それで理由になると思うが?」
「愚王である汝の答えか?」
sakakiが聞いた
それに答えるように
「当然だ」
「あはははははははは
なら俺は真っ先に賛成させてもらおう
後やはり貴方の元に入るのは楽しいな~」
それを聞き全員が賛成に手を挙げ会議は全会一致で出兵となった

これがわんわん側に出兵することが極秘会議により決定した





ここで少し豆知識 ラウンドテーブルとは日本語では円卓と言う
起源はアーサー王が上座下座のないようにと円卓を考え出したと言われている



(作成:sakaki)

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